外資の常識作者: 藤巻健史出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2001/03/16メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (9件) を見る外資の常識-藤巻 健史

外資の常識

外資の常識

外資の常識-藤巻 健史
40分
分厚いので2回目なのに結構読むのに時間かかった。雑談的内容が多いのであんまり今回読んでみても面白いと思わなくなってしまった。

ディーラーにとって最も重要なもの

・人の心理を読む能力
・逆境に耐える精神力

プロパガンダ(現役ディーラーのときに業界に回っていた藤巻氏のメモ)を書いてた本当の理由

マーケットでの勝負に負けると悔しい。だからマーケットが間違っていて自分が合ってる。その鬱憤晴らしだった。

英語

ニューヨークとの電話MTGで英語を英語に通訳されたりしたこともある。これは屈辱的だった言う。勉強しておきましょうね。と書いてる。



一度目読んだときのレビューをmixiから転載。

読むのにかかった時間:2時間

JPモルガンのカリスマディーラー藤巻さんの自叙伝

この人の語り口面白い。楽しく一気に読めた。
エッセイ的内容がほとんどなので参考になったことはそんなに多くなかったが読み物として非常に面白い。

ひとつ参考になったのは
藤巻さんがマーケットを読むときのポイント
「自分で体験を下に考える」
当たり前と言えば当たり前だが非常に参考になった。

例えば、

JPモルガンに転職後すぐ、外資は超実力社会であり、今ほど転職など無い時勢
だったので、クビの恐怖を考え、丸2年間貯金し続け、消費しなかった。

ここから自分の将来が怪しいと消費性向が一気に下がる。

そんな教訓を得て、
バブル崩壊の憂き目に多くのサラリーマンが貯蓄する傾向になったことを考える。

他にも

藤巻氏が家を買おうとしたときに、キャッシュフローが回っていることをいくら伝えても
お金を貸してくれない銀行を見て。超担保主義!の精神を感じる。

それから地価下落とともに、信用供給はどんどん縮小されていく。

引いては、
「いくら銀行が不良債権を消却しても、土地の下落が続けば、
また不良債権を垂れ流し、堂々巡りになってくる。」

それだけ不動産は金融資産として日本にとって影響力があることを
外人に唱えていたと言う。