なぜ投資のプロはサルに負けるのか?― あるいは、お金持ちになれるた

なぜ投資のプロはサルに負けるのか?― あるいは、お金持ちになれるたったひとつのクールなやり方-藤沢 数希

これは好きな本。二度目。30分。

■たまたま株で大儲けと宝くじに当たることはそれほど変わらないのに株の本は売れる
実力を持って勝つにはオリンピック選手並みに実力無いと不可能。さらに言えばオリンピック選手くらいの実績を上げた人が簡単に損失出すのも投資ならではのもの。

■資産を増やす基本
(収入ー支出)+利回り×資産
資産を増やすのも、この式以上のものはない。すべてこれで説明できる。

複利は恐ろしい
5%の35年住宅ローン3000万円は実際は倍ほどのお金がかかる。複利をなめてはいけない。

■ビジネスと偏差値
塾や家庭教師にお金をかければ有名大学に入る可能性は上がりますが社会で成功するかは関係ない

■インデックスになぜ勝負するのか
インデックスよりパフォーマンスを出すことは普通の人には出来ないが、皆がインデックスだらけになると誰も証券の正しさを考えなくなり効率性ダウン。

■宝くじと競馬の期待利回り
宝くじ:−40-50%
競馬:−25%
株はハンデを負わないので有利

■会社は株主のもの
売上
粗利
営業利益
税引き前利益
当期利益

ここで出てきたものを会社と株主に割り当てる。一番最後に株主の利益が来るので会社は株主のものと考えることも出来る。

■市場に勝てない理由
機関投資家ヘッジファンドが多数を占める株式市場において、市場に勝つとは自分に勝たないといけないと言うこと。その場において、プロのトレーダーは高い給料を貰うのでそのコスト分だけ市場に必ず負けてしまう。その点で不利になる。
では例えばプロトレーダーの人数を半分にすれば良いかと言えば、市場は効率性損なうことになるのでそれでは勝てることにはならない。
つまり、総合すればトレーダーなど市場で働く人々は自分達の給料には報いているが、社会全体には報いていないとも言える。

■アナリストレポート
アナリストの知識に高い手数料を払いお金を出すが株価に関する予測は当たらない