楽天の研究―なぜ彼らは勝ち続けるのか-山口 敦雄
- 作者: 山口敦雄
- 出版社/メーカー: 毎日新聞社
- 発売日: 2004/12/01
- メディア: 単行本
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20分
楽天はM&Aのプロ
楽天が他のベンチャーと何が大きく違うか。それは経営陣にM&Aのプロを持っていること。
通常投資銀行から売り歩くM&A案件は既に好機を逃したものや周知のものが多く。高値づかみのリスクを取ることがおうおうにしてある。特に外資系のように大型の案件でないと手数料収入も多くないので、本当に良い小型案件が紹介される仕組みになっていない。なので自社でM&Aのプロを抱えていれば自分たちの情報網で案件を探しをして、交渉を優位に進めることも可能になる。この辺はかなり印象的な話だった。
システム自社開発のススメ
アウトソースしない理由はサービス開始のスピードが遅くなってしまうから。客に使って貰ってその上で開発を進める方がコミュニケーションロスが無くなる。
mixiレビューより
またかなり良い本にめぐり合えた。
とってもいい。
楽天のDNAがよく書かれていると思う。
三木谷さんはカッコイイ。三木谷さんが超優秀&カリスマで
あるだけでなく、バンカー上がりのM&A集団を役員陣に揃えている。楽天はここに強みがある。
バンカーとして、バイリンガルで、M&A案件を扱えるようになれば、世界を視野に入れたビジネスで邁進するにはどこにとってみ有益な人材になるとこの本を読んで思った。
実際楽天のM&Aにはバンカー上がりのネットワークを生かして、案件を探すところからクローズドまで行くこともあると言う。
それから楽天の社訓の一つ
スピード!スピード!スピード!ってのは頭に残った!
他の会社が2年かかることを数ヶ月でやろう!って話も出てきており、このマインドは大事だと思った。