実録!株式市場のカラクリ―株価の仕掛人が語る兜町アンダーワールド!
実録!株式市場のカラクリ―株価の仕掛人が語る兜町アンダーワールド! (East Press Nonfiction #001)
- 作者: 星野陽平
- 出版社/メーカー: イーストプレス
- 発売日: 2004/11/01
- メディア: 単行本
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20分
一番印象になったのは証券会社のアナリストレポートに関しての記述。
「証券会社のレポートは買い推奨より売り推奨レポートが圧倒的に少ない。」とのこと。
理由?
売り推奨が書かれた企業自体が証券会社のクライアントの場合、ほぼ間違いなくクレームが出る。
自分の会社が売りと判断されれば当然株価が下がり資産を圧迫するため。
企業側がクレームを出さなくても証券会社の法人担当者から「ファイナンスの主幹事を外されるからそんなレポートを出すな」と言われる。
理由?
買いから入る投資家が圧倒的に多く、売りから入る投資家は圧倒的に少ないため。
証券会社としては入庫金の量を増やしたいのでともかく買いを促進するレポートを書くのも必然。そう考えればあたり前なのだけど世の中よく出来てる。